トルクメニスタン永世中立30周年祝賀メッセージ

令和7年12月12日
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 尊敬すべきセルダル・ベルディムハメドフ大統領、グルバングルィ・ベルディムハメドフ指導者、そして親愛なるトルクメニスタン国民の皆さん、日本政府を代表し、トルクメニスタンの永世中立30周年を心よりお祝い申し上げます。
 
 1995年、国連総会においてトルクメニスタンの永世中立の地位が承認されて以来、トルクメニスタンは、種々の困難を抱える周辺地域に囲まれるという地政学的には難しい国際環境の中、一貫して中立国という立場を堅持され、国際平和に貢献されてきました。その努力に改めて、敬意を表します。
 
 中立30周年という節目の年を迎えた今年は、貴国のイニシアティヴにより国連で採択された平和と信頼の国際年でもあります。8月には、第3回国連内陸開発途上国会議がアヴァザにて開催され、アヴァザ宣言が採択されるなど、トルクメニスタンが、国連や外交努力を通じて、これまでも世界の平和と安定に積極的に貢献されてきたことを象徴する年でもありました。
 
 日本とトルクメニスタンの関係においても、4月の訪日に続き、年末には「中央アジア+日本」対話20周年を記念し、東京で開催される首脳会合に出席されるべく、ベルディムハメドフ大統領は再度訪日されることになります。現在日本企業とトルクメニスタンとの間で進んでいる数々の大規模経済案件を含め、二国間政治・経済関係の進展にとって画期的な年となることが期待されます。
 
 日本大使館としても引き続き、今後の二国間関係のより一層の深化に向けて、全力を尽くしていく所存です。最後になりますが、世界の平和と繁栄、皆さんの健康とご多幸をお祈りいたします。
2025年12月12日
駐トルクメニスタン日本国特命全権大使 佐々木 浩